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イベントレポート

2022.03.17

【地域プロジェクト】いなはく〜猪名川博覧会2021〜開催レポート

【地域プロジェクト】いなはく〜猪名川博覧会2021〜開催レポート

いながわベースさんが主催する「いなはく〜猪名川博覧会2021〜」に参加してきました。

いながわベースさんは、「地域を盛り上げたい」という熱い想いを持つメンバーが集まるボランティア団体です。猪名川町で活動する団体や個人のネットワークと情報共有の場をつくり、相互連携することで、より一層の活動が継続できるよう支援を行っています。また、猪名川町が進める施策と住民による活動との橋渡しを行い、まちの活性化に取り組んでいます。

※いながわベースさんの詳細は以下をご覧ください。
https://inagawabase.com/inagawabase/

 

「いなはく〜猪名川博覧会2021〜」は、いながわベースさんが、地域のためにアクティブに活動されている団体・個人・企業に声かけをし、猪名川の人や仕事を再発見するイベントです。
メイン会場の日生中央サピエ特設会場(10月30日(土)・31日(日)の2日間)ですが、サテライト会場の猪名川メープルでも11月6日(土)に「メープル寄席」が開催されました。


今回は、メイン会場にお邪魔しました。メイン会場では、コンテンツを提供する団体・個人・企業のみなさん、会場を訪れたみなさん、運営するいながわベースのみなさん、それぞれみんな笑顔で、ごちゃまぜ感が楽しい空間でした。

 

地域の方々で結成されたバンド トリオッティさんによる即興演奏♪

演奏がはじまり、最初は遠巻きに見ていた人たちも徐々に集まり、子どもさんは会場に置かれていた打楽器を手に取り、楽しそうに演奏に参加。実は私も、いきなりギロを渡され、当初は戸惑いましたが、途中から楽しくなりノリノリで演奏……。いやぁ、これはクセになる。
楽しそうに演奏している人がいると、やっぱりみんな集まってくるんですね。

写真提供:いながわベース

 

日生中央になる葬祭施設(セレ・ナスさん)の念珠づくり体験

子どもさんからご高齢の方まで、思い思いにブレスレット型の念珠づくりを楽しんでいました。
「私は細かい作業が苦手」と言いながら参加された高齢のご婦人は、スタッフの方に助けてもらいながらつくった念珠をうれしそうに持ち帰られていました。
私もスタッフの方から、念珠の色使いなどを親切にレクチャーしてもらい、念珠づくりにチャレンジ。かなり渋めに仕上がりました。

写真提供:いながわベース

 

松本篤弘さんの「世界の化石とハリネズミ」(展示と説明会)

猪名川町親善大使で猪名川町レスリング協会会長、そしてハリネズミ研究家といろいろな肩書きをお持ちの松本篤弘さん。松本さんが収集した世界各国のめずらしい化石とハリネズミが展示されていました。
なかでも目を引いたのは、世界的に有名なブロンズ彫刻家クルト・アレンツさん作のハリネズミ親子のブロンズ像。このブロンズ像にまつわる松本さんとドイツ人の友人ユーディングさんとの友情の物語をお聴きし、松本さんが執筆されたエッセー「ハリネズミ世界を歩く」を読ませていただいて、ハリネズミへの関心と愛おしさが一気に膨らみました。

写真提供:いながわベース提供

PREMIUM COFFEEペーコーヒーさんの自家焙煎コーヒー豆の試飲&販売

いながわベースさんが発行しているフリーペーパーの取材時に知り合ったのがペーコーヒーのご主人。今回のイベントが、個人事業主としてのデビューの場となったそうです。
スペシャルティ豆を丁寧にハンドピックをし、自家焙煎したコーヒー豆の試飲とドリップパックを販売。
いながわベースのメンバーが扮するメイドさんが、コーヒーを頂く際、「おいしくな〜れ」のおまじないをサービス。もちろん私はサービスを遠慮して、ひっそりとコーヒーを頂きました。

写真提供:いながわベース提供

 

いなはくには、他にも以下のようなコンテンツが……

〇アイシングクッキーの展示(こひつじアトリエさん)
〇ハーバリウムボールペン作り
〇アドバンストパーク体験(ネッツトヨタ神戸 ネッツテラス猪名川さん)
自動駐車の指示でハンドル、アクセル、ブレーキに一切触らず、指示したところの駐車できるアドバンストパーク(高度駐車支援システム)の体験会
〇サテライト会場でのメープル寄席

 

会場には猪名川町の岡本町長の姿も。

町長は、いながわベースの団体や個人をつなげていく中間支援的な活動は、今後のまちにとっても重要であり、期待が大きいとおっしゃっていました。
その後、ペーコーヒーさんでコーヒーを購入された町長は、メイドさんから「おいしくな〜れ」のおまじないサービスを受けて、若干困惑気味でした……

いなはく〜猪名川博覧会2021〜は、地域で活動されている団体・個人・企業が日頃の活動を発表する舞台であり、住民が地域での活動に知り、関心を持ち、つながっていくための場でした。それは、「人」と「まち」をつなぐといういながわベースさんの活動を体現したようなお祭りでした。
そして、猪名川町にはおもしろい人がたくさんいて、それをつないで、まちを元気にしようとする熱い想いを持った人がいることに気づかされました。
のせでんアートライン2021をきっかけに企画されましたが、今後も定期的に開催していこうと考えられています。これからの猪名川町も楽しみです!


取材日・2021/10/30・31
文/写真・北川淳也
写真提供・いながわベース

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