のせでんアートライン2021
CLOSING EVENT
野外シアター

会期の最後を彩るのは、映画や映像作品をゆっくりと楽しんでいただける野外シアターです。
今回の芸術祭にふさわしい作品がぎゅっと詰まった4日間をぜひお楽しみください。

○ 開催日時
11/20(土)-23(火・祝) 4日間 16:30 開場/17:00 開演 雨天決行、荒天中止
○ 会  場
旧東郷小学校校庭(大阪府豊能郡能勢町地黄)
○ チケット券種

屋外鑑賞券(ヘッドホン付)、駐車券付鑑賞券(1台に付き4人まで)、小学生用屋外鑑賞券の3種類

※チケットは各日により料金が変わります。

※屋外鑑賞券をご購入のお客様は、椅子をご持参ください。

※屋外鑑賞券は、小学生以下は無料、小学生は1,000円、中学生以上は大人料金になります。

※車1台に付き、駐車券付鑑賞券を1枚ご購入ください。

※車1台に4名を超える乗り合わせで来られる場合は、超える人数分の屋外鑑賞券のご購入をお願いいたします。

※鑑賞券1枚で、その日に上映される作品をすべてご覧いただけます。

※会場への入場は前売をご購入の方のみとなります。当日券の販売はありません。

※当日券を販売いたします。当日券のお客様は、当日会場受付にて入場料をお支払いください。料金は前売券と同じになります。

※前売券のお申し込みは開催日前日23時59分までの受付となります。

チン・ユウジュウ作品イメージ

作品解説:
日本統治時代(1895~1945年)の台湾では、1937年から皇民化教育と呼ばれる同化政策が進められた。その際「月夜愁(月の憂愁)」という台湾語の流行歌曲が、日本語の軍歌「軍夫の妻」へと変えられた。《軍歌と恋歌》はこの史実に基き、作者本人が恋歌と軍歌をそれぞれ台湾語と日本語で歌い、両国で撮影した映像と組み合わせ、今日の風景として立ち上げようと試みた。《望春風(春待つ乙女)》では、同様の史実に基づき、ラブソングの《望春風(春待つ乙女)》と変えられた日本語軍歌《大地は招く》を、作家が日本人男性と台湾語と日本語で交互に歌う様子が映される。 また、コロナ禍初期の緊急事態宣言期間において、外出が制限されたことで、作家本人の気持ちが沈む時間が増えたことから、他者との交流が制限される状況において、各々できることを考えはじめ、最終的には久美浜町にて映像/音楽作品《キョクアジサシ 》のフィールドレコーディングを行い、音楽家の武田真彦氏とともに制作した。
 
チン・ユウジュウ
1992 年台湾生まれ、2011 年より日本に移り、2017年 京都造形芸術大学 美術工芸学科 現代美術・写真コース卒業。現在京都を拠点とする。 異なる言語によって移動・翻訳される「歴史」と「記憶」や、そこに生じる認識の差について探求し、音や映像媒体などを用いて表象する。最近の主な展覧会に2021年グループ展「ニュイ・ブランシュKYOTO 2021 『Red Line』」(旧五条楽園 平岩遊廓/京都)、2020年グループ展「境界線を遡行する」(VOU/京都)、2018年個展「軍歌と恋歌」(FORUM KYOTO/京都)、グループ展「地下の蜃気楼」(京都市美術館付属棟/京都)などがある。
https://yuju-chen.com/
  
  

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