INFORMATION
今日は、ボリウッドダンス講座を受講しに、築110余年の歴史ある黒川公民館(旧 黒川小学校)にやってきました。
少し早めに着いたので、近くの黒川ダリア園までお散歩。約360品種、1,000株のダリアが咲き誇り、毎年多くの方が訪れる観光スポットとなっています。(今年は11月3日で終了)
少しずつ明かされる「黒川インド化計画」?!
黒川地区は、のどかな原風景の中で、人々の暮らしと自然の結びつきから「日本一の里山」と称されており、その地に「ヨナナ」というスパイスカレーと珈琲の専門店があります。インド暮らしを経験された店主の堀部さんが、スパイスから丁寧につくるカレーと自家焙煎珈琲には、ファンも多く筆者もその一人。その堀部さんが企画されたプロジェクトには、ある野望が隠されていた……な…なんとインドのボリウッド映画ならぬ、「ヨナウッド」映画を製作します!(きっぱり)
実は黒川で「ヨナナ」を開店して以来、虎視眈々と入念なプランを練られてきたのだそう。そう、もしかすると、このレポートを読んでいるあなたも私もヨナウッド映画でボリウッドダンスをお披露目するかもしれないのですよ?!もうこれは、プロジェクトに参加するしかないでしょ。名付けて「黒川インド化計画」堀部さん、恐るべし(笑)
ボリウッド映画に欠かせないボリウッドダンスって?
第1のミッション。タイトルのボリウッドダンスとは、何ぞや?ということで、南インド古典舞踊・マルガユニティーを主宰されている モガリ真奈美さん を講師にお迎えして、ボリウッド映画に欠かせないボリウッドダンスのワークショップの始まり、始まり~。
まずは、インド映画について「ボリウッドダンスの魅力と背景」のお話から。
何を隠そうインド国民は映画が大好きで、映画製作本数は年間1,800本以上で世界一(2019年)だとか、映画館は座席によって料金が違うとか、映画が始まると観客が踊りだすとか、インドには17種類の言語があって、その言語ごとに映画スターを中心にした製作システムが確立されているので、異なる言語の映画には出演しないとか、次から次へと驚きの連続!
中でも認識違いをしていたのは、インド映画=ボリウッド映画ではなく、ヒンディー語映画製作の中心ボンベイ(現ムンバイ)の頭文字「B」から、ハリウッド映画をもじってボリウッド映画と呼ばれ、他にコリウッドや、トリウッドもあるとか。(だから「ヨナウッド」なんですね(笑))しかし、共通するのは、エンターテイメントの宝庫で、アクション、ロマンス、コメディ、そして歌とダンスがあふれんばかりに大暴れ!家族愛、友情、社会問題、憎悪、涙もあるけど、最後はハッピーエンドで大団円♪映画の予告編が流れ出すと、何だかキラキラ豪華で壮大なスペクタクル、かつストーリーがわかりやすい。そして、何故踊りだしたかわからないけど、お待ちかねのダンスシーン始まりました(笑)画面いっぱいに沢山の人が踊りだし、一体感もあって、最後はみんな笑顔……画面からボリウッド映画の楽しさが伝わってきました~。
ボリウッドダンスで自然と一体化?!
さあ、教室から飛び出し、広場へ移動。いよいよ、ボリウッドダンスレッスン!しっかりストレッチも済ませ皆さんやる気満々。
本来、ご専門の南インド古典舞踊の動きには色んな意味があるそうですが、ボリウッドダンスでは少し古典テイストも取り入れつつ、インド独特のリズムに乗り全身でダンスを楽しめばOK。とは言え、先生の動きを見ながら、踊ってみるものの、これがなかなか難しい。インドの神様のようなポーズに指先や手の形。先生みたいにピタッと決まるとかっこいいハズ……と自問自答している間に、振りはどんどん進んでいき、あぁもう記憶力の限界(涙)
「では、曲に合わせて踊りましょう」と先生が言うものの、曲が、は…早い(汗)そして、最初に覚えた振りからどんどん記憶が飛んでいく(涙)あの華やかな予告編のダンスシーンは、いずこへ(笑)
思ったより曲が長く、繰り返しているうちに段々振りが身体になじんできました♪振りがなじむと、身体をしっかり動かして大きく踊れてきた、と思ったら、曲が長くて今度は体力がもたない(笑)何とか最後まで踊り切り、皆さん笑顔で拍手喝采。一息ついて、間髪入れずにまた最初から(笑)
息があがるけれど、振りは覚えられたので、移り行く山の木々や空の色、流れる雲、鳥のさえずりを楽しみながら踊り切りました。自然に包まれ、里山の空気を感じながら踊るヨナウッド。いやぁ、ええ汗かきました。もしボリウッドダンサーオーディションがあれば、是非参加してみたい♪そして全貌が明らかになっていない「黒川インド化計画」。次のミッションはどんな秘策が?!楽しみでなりません。