COLUMN
レポート2019/11/07
【地域プロジェクト】いながわの森活用プロジェクト開催レポート
当日は朝からとてもいい天気で、少し日に焼けそうな予感。ローカルプロジェクト第2弾「いながわの森活用プロジェクト」が10月27日(日)に開催されました!
日生中央駅から約10分ほど歩いてその場所へ行ってみると……。
ありました! ありました! ここは出かける時によく通る猪名川町消防本部前の道。こんなところに森があったんだ! という場所でした。
ゆっくり入口から登って行くと、少しひらけた場所に出ました。一般社団法人DOORさんの運営する受付ブースに到着すると……。
何か楽しそう! なになに、この日はこの4つがワンコインで体験できるの!?
真っ先に気になったのは、このハンモックの森! いいなー、この森。
会場には、自動車・ロードバイク・マウンテンバイクの参加者がぞくぞくと……。
というわけで、こちらも取材開始!
今回の「いながわの森」についてスタッフの方に聞いてみると、この森は、猪名川町がその活用方法を探っていて、今回ののせでんアートラインで一般社団法人DOORさんがこの広い森の活用方法を提案するプロジェクトなんだそうです。代表の方は関東地方から移住してきた方で、関東地方には山が近くになく、街中へ出るにも便利で山との距離が近い、のせでん沿線がとても魅力的で移住してきたそうです。
今回のプロジェクトは、大人も子どももアウトドアで森を使った遊びを満喫しようというもの。それではレポートの開始です! まずは……
【ツリークライミング】
はじめに向かったのはこちら。子どもたちがチャレンジしていました。
子どもたちはヘルメットと手袋を着けたら、興味津々でスタッフの方の説明を聞いて……。
枝までの高さは約4メートル。ロープの輪を足で踏んで少しずつ登っていきます。
ロープワークに慣れるのにちょっと時間がかかったけど、さすが身軽な子どもたち。速い! 速い!
この余裕の表情! 眺めもサイコー!
一番上まで登ったところでポーズしてくれました。
続いては……
【マウンテンバイク】
カップルの姿や……
ファミリーの姿も。
この男の子は普段マウンテンバイクに乗っているものの、本当の山で乗るのは初めてだそう。でも、いきなり乗りこなしてるよー!
さっきの子どもたちも、簡単なレクチャーを受けたら早速……
山からかけおりるー。
この森は岩場が少ないので、安心してマウンテンバイクを楽しめそうです!
【森の間伐材でピザ&バーベキュー】
ドラム缶を利用してバーベキューグリルやピザ窯に! そして、森の間伐材が薪に。いながわの森がここでもしっかりと活用されています。食材は持ち込みで、使用料はなんと無料!
池田市から参加されたご夫婦は、ピザ作りを楽しんでいました。ピザ窯の火力は想像以上で、ピザを投入後、1~2分程度で本格窯焼きピザのできあがり。周りに幸せな香りが広がるなか、奥様から「おひとついかがですか?」との待望のお声がけが(笑)。もう「旨い!」という言葉しか出てきません。ごちそうさまでした。
バーベキューもとっても美味しそう!
西宮市から参加されたサイクルショップの皆さんは、ノリが抜群!
こちらは地元・猪名川町からご家族4人で参加。バーベキューを楽しみながら、時々お子さんとパパさんは木工ワークショップなどでしっかり遊びます。
ほかにも家族連れやサークル仲間などが集まり、それぞれの参加者がワイワイ、ガヤガヤされていました。気がつけば、グループを超えた会話も自然と生まれ、いながわの森にゆかいな“バーベキューコミュニティ”が出現です!
【スウェーデントーチ】
近ごろよく聞くスウェーデントーチ。正式名称は「スウェディッシュトーチ(Swedish torch)」というみたいですが、難しいことはおいといて、要するにこんな感じ。
切り込みを入れた丸太に直接火をつけてする焚き火で、スウェーデンといいながら、元々の始まりは、フィンランドで昔から使われていた「かがり火」から生まれたそうです。これももちろん、いながわの森の間伐材を活用しています。
ドリルを使って上と横から風穴をあけるだけでもOK! 火のついた炭を空気の通る隙間に置けば、煙突効果でスムーズにトーチに炎が移っていく。
このトーチ、照明や暖房としてはもちろん、コンロとしてもバッチリ使えて、これさえあれば、いつものキャンプがグランピングになっちゃう(気がする)。
最後はのんびりとこれ……(笑)
【ハンモックの森】
全部で10箇所くらいにハンモックが!
早速楽しんでいる子も!
ハンモックに入っている様子は、まるで枝豆のよう?!
レポーターも体験してみると……
これは、気持ちイイ!
上を閉じると、まるで蛹(さなぎ)になった気分!
空を見上げれば、これも気持ちイイ! これは好きな本とホットな飲み物を持ち込めば、本当に贅沢な時間を過ごせます!
他の方にも感想をお聞きすると、「もうここから出たくない」「使ってみるまでこんなに気持ちのいいものと知らなかった」「家にも欲しい」など、皆さん同じようにおっしゃっています!
こんな豊かな時間を過ごせるなんて、この日のいながわの森はとても素敵な空間でした。参加した人がみんな楽しく過ごせる、様々な活用の可能性を感じるプロジェクトでした。
取材日・2019/10/27
文/写真/取材・北川淳也/浅海毅
協力・一般社団法人DOOR