COLUMN
レポート2019/12/12
【地域プロジェクト】「能勢かほるーのせマルシェ」開催レポート
11月後半とは思えないほど気温も上がり、空は雲ひとつない快晴!秋の一日を楽しむにはうってつけだった11月23日。能勢のシンボルツリー野間の大ケヤキの周辺で「のせマルシェ」が開催されました。
のせマルシェって?
能勢を愛する人たちが出店されているマルシェです。地元の食材を使った加工品や飲食のお店や、手仕事の温もりを感じるクラフト品を購入できるお店、子どもから大人まで気軽に参加できるワークショップなど、ここにくれば能勢の魅力を一度に堪能することができます。まさに「『能勢の魅力』がギュッ!と詰まってる。」のがこの「のせマルシェ」なのです。
まずは手づくり品を扱う「かわいいお店」へ。
爽やかなブルーに惹かれてのぞいたお店は「風陶房」さん。能勢で工房を構えられています。器や箸置きなどの他に、ウォンバットをモチーフにされた作品も。
まんまるなフォルムがなんともかわいい。
続いてアクセサリーのお店へ。
野間の大ケヤキとアオバズクのブローチ。のせマルシェにぴったりなモチーフに、財布の紐もゆるみます。
お隣はクラフト仲間のお母さまがたのお店。
一つひとつが思い入れのある作品だそうで、こだわりのポイントや製作時のエピソードなど、お母さんたちとのお話に花が咲きました。
能勢町のお隣、豊能町の作家さんのお店も。
いくつになってもアクセサリーには乙女心をくすぐられますよね。
季節を感じる作品も。木で作られたパズルは、自分で色塗りをして楽しめるものも。色鉛筆でも簡単に着色できるそうで、子どもへのお土産によさそう。
寄木のアクセサリーが目を引くこちらのお店は、お店は展示に使う什器も手づくり。縞模様や市松模様に加工された木材の中には、伐採して空気に触れると紫色に変色する「パープルハート」という名前の木も使われていました。
その場で似顔絵を書いてもらえるお店もありました。
ワークショップ体験も
能勢の自然の中で里山保育をされている「きららの森のいえ」では、子どもたちがお店番のお手伝いをする姿もありました。
やさしい手触りの色鮮やかなビーズは羊毛フェルトでできています。自分の好きな色を繋げてネックレスやストラップを作るワークショップもあり、参加されていた方は、それぞれに個性豊かなあおむしくんを作られていました。
お待ちかねの「おいしいお店」へ
いい香りに誘われてのぞいたお店は「nazuna coffee(ナズナコーヒー)」さん。ハンドドリップで1杯ずつ淹れられ、ふわっと広がるコーヒー豆。能勢の地からイメージのヒントをもらってブレンドされるというコーヒーは“能勢かほる”な優しい香りでした。
能勢の野菜でつくったピクルスやドレッシングが並ぶ「歌の郷&ときいろ」さんのお店。ピクルスは季節によって中の野菜の種類が違うそうで、この時はカリフラワーやコリンキー、ズッキーニやミョウガなど、色とりどりの野菜が瓶にぎゅっと入っていました。
こちらにもアオバズクモチーフが。食べるのがもったいない可愛らしいクッキーです。
湯気に誘われて思わず立ち寄ったのは、できたてほかほかの豚まんがいただけるお店。
せいろのいい香りをまとった豚まん。思わずその場で頬張りました!
デリやケータリングのお店「ノマディック」さんは、揚げたてのライスコロッケを提供されていました。
バターナッツかぼちゃのスープは濃厚なとろみ。甘くて美味しいです。
パラソルの下では、なんと焼きたてピザのお店も!
ピザはその場で調理。車の中の釜で焼かれます。
お店が並ぶ横の広場では、机や椅子が並べられていて、ゆっくりと座って味わえます。
一緒に行ったお友達と一緒に、それぞれ買った美味しいものを並べて
青空の下で楽しみました。
マルシェは「人とのつながり」が楽しい!
どのお店も、作り手さんや店主さん自らが販売されているので、使っている食材のルーツや加工の方法を直にお話できます。お顔を見ながら話せるのは、マルシェの醍醐味ですよね。
作り手のみなさんも、お客さんも皆さん笑顔が印象的。商品に対する想いを直接伺うことができて、あたたかい気持ちで買い物ができました。
取材日・2019/11/23
文/写真/取材・東野佳穂/東好美