いよいよ明日からの2日間、黒川+吉川エリアにてのせでんアートライン2017 里山の学校芸術祭が開催です!
先ほど、予約受付は締め切ってしまいましたが、予約なしの当日参加は可能ですので、ぜひ遊びにいらしてください!
普段はめったにワークショップをされない講師の方々が勢揃いです。
遊びに来ていただいて決して損はしないこのラインナップ。
どんなことをするの?とお思いの方へ、アートプロデューサー:Yotta木崎公隆の紹介文にてご紹介していきたいと思います。
まずは、「顔を探そう」の澤田知子さん。
http://www.noseden-artline.com/2017/event/02_art01/
澤田さんは、自撮り(セルフポートレイト)を作品とする作家さんです。内面と外面の関係をテーマに作品を制作されています。
大学の時からずっと一貫してセルプポートレートで作品を作っておられるという、僕とは全く正反対のタイプの作家さんで、僕はそういう人のことが本当にすごいなと思うのですが。
とりあえず、今グーグルで「澤田 知子」と画像検索してもらえれば、おー、って声が漏れると思います。今回、澤田さんは、豊能町の自然の中で「顔」を探すワークショップをされます。今週のワークショップの中では唯一、街をフィールドワークするものなので、豊能町のいい田園風景を見ながらのゆったりしたワークショップになると思います。
澤田さん曰く人それぞれに顔があるように、探す顔もそれぞれ個性があるそうです。その顔が並んだ時、何が起こるのか?僕もかなり楽しみにしています。
海外で展示などお忙しい中結構無理をいって、ワークショップをしてもらえることになりました。是非是非、明日明後日にお友達をお誘いの上、ワークショップを受けに来ていただければと思います!
(木崎公隆)
これがGoogleで画像検索してみたリンクです。ほんとにおーっと思いました、私。これはすごい!
「澤田知子」で画像検索!
次は、「くろかわDQプロジェクト」のヴィヴィアン佐藤さん。
http://www.noseden-artline.com/2017/event/02_art02/
ヴィヴィアン佐藤さんは、ドラァグクイーン(派手なメイクや衣装を着る女性を超える女性を演じる人)で、非建築家であり(磯崎新さんの弟子だそうです)映画評論家、あとは尾道の観光大使など多様な顔を持つアーティストさんです。
今回、ウィッグを作るワークショップという風にソフトに書かれてますが、ヴィヴィさんはカツラを建築だと思っているといっておられたので、つまりは建築のワークショップで会ったりもするわけなのかと思ったりもします。ヴィヴィさんのカツラを見せてもらったのですが、とにかく構造的。3mmのネジを頭が傷つかないように配置されていたりと、僕のような、これってどうできているの?ってのをきにする人にとってはかなり面白い。それだけでも一見の価値ありです。
ドラッグクイーンにDQなキッズ(キッズな心を持つ人)たち、そして田園風景、超メガミックスなワークショップがここで行われます。お忙しい方でなかなか、生ヴィヴィアンさんと会うことはできないので(特に関西にこられるのは珍しい!)是非是非、明日明後日、お越しください!!
ちなみに今、心斎橋の浜崎健立現代美術館で個展もやっておられるので是非そちらにも足をお運びください!
http://www.kenhamazaki.jp/?p=884c
(木崎公隆)
建築のワークショップでもある……なんか深い……。非常に気になります。
そして3人目は、「『くとぬのき』を造ろう」の武田俊彦さん。
http://www.noseden-artline.com/2017/event/02_art03/
僕とはもう10年くらいの付き合いになるのですが、僕が知っている、ワークショップをする人の中で一番ワークショップが表現であるということを感じさせてくれる作家さんです。
武田さんは、自らの体験や記憶を遡り立体や平面、写真等の表現手段で自らの存在と事実と解釈の関係またはドキュメントと表現の関係をテーマとした表現されている作家さんです。今回、川西市の黒川村にこられた時に、台場クヌギを見てこれが面白い!とすぐに題材を決めらててこのワークショップをすることになりました。
台場クヌギというのは、菊炭を作る際に枝を切り続けて、不思議な形に育ったクヌギのことをいうのですが。
今回は、その台場クヌギを見ながら、300Kg〜400Kgの粘土で木を作ります。ただ、見て作るだけでなく、自分たちが作る木がどういう生き方をしてきたかなどのストーリーを考えながら作っていきます。おそらく300Kgの粘土を触るということは僕は一生に1回、ここでしか触れられないのじゃないのかな?と思ったりするので是非是非、このワークショップを受けにきてもらえたらと思います。
年齢制限もなしなので親子で一緒に参加することもできます!!
(木崎公隆)
ちなみに台場クヌギというのは、こういう形のクヌギです。本当に不思議な形ですよね。
そして、最後は「とよの音楽団」の笹岡由梨子さん。
http://www.noseden-artline.com/2017/event/02_art04/
笹岡さんは、僕らの次の年の岡本太郎賞の特別賞をとられた、作家さんです。主に映像を中心とした表現をされるのですが、とにかくへんてこでくせになる映像を作ります。
僕は、久しぶりにクロマキー合成系でぐっときた映像やなーって思ったんですが。僕も、映像をやってた時はクロマキーが大好きで。
話それましたが、その映像の中のへんてこな世界を今回は現実で体験できるというのが、この「とよの音楽団」です。今回は、空想楽器なので、どんな音が出るかは自分次第。ただその音が出そうな楽器を自然物や野菜で作るという摩訶不思議なワークショップですが、それをまた最後に合奏するとい……収拾つかないだろう……って思うので、本当に最後の合奏がどうなるかが楽しみです。
それを映像にとって、DVDにしてもらえるというプレゼントも!笹岡さんが、できればその映像を元に一つ再編集した作品も作ろうかなぁと、こんなサービス目白押しなワークショップはなかなかないのではないでしょうか。場所も吉川八幡神社で、豊能町ではちょっと有名なファンキー宮司さんがいるところで、その宮司さんにあいに来るだけでも最高だと思います。今回は、その宮司さんとのからみもありで、かなりカオスになるのではないかと思います!
(木崎公隆)
おお、なんかDVDのプレゼントもあるんですね。参加される方にすごく喜んでいただけそう!
ファンキーな宮司さんも気になりますね。
そんな4組のワークショップ……これはすごくワクワクしてきます……。
ぜひこの機会をお見逃しなく!みなさんに会場でお会いできること、スタッフ一同楽しみにしております!