のせでんアートライン2019 避難訓練

COLUMN

#37

レポート2019/11/26

【地域プロジェクト】「自分らしさ度チェック」イベント開催レポート

のせでんアートライン2019の会期最終日でもある11月24日(日)、ローカルプロジェクト「自分らしさ度チェック」が開催されました。

「自分らしさ度チェック」を主催しているのは、とよのわたし研究室の皆さん。もともとは昨年度に豊能町の女性活躍推進の人材育成事業としてスタートしたのですが、「もっと豊能町にわたしらしく生きる人を増やしたい」という一期生の熱い思いにより、市民団体「とよのわたし研究室」として今年の夏に発足されました。現在は「豊能町で暮らす女性の『生き方』応援プロジェクト」として豊能町の地域イベントや福祉機関などと連携しながら活動されています。今回はのせでんアートラインのフィナーレを飾るローカルプロジェクト「tocotocoマルシェ」へのブース出店になります。

 

 

tocotocoマルシェスタート!

 
マルシェ開始前に妙見口駅へ到着すると、最終日ということもあってか既に人が集まっていました。マルシェには一市三町(川西市、猪名川町、能勢町、豊能町)からたくさんのお店が集結! その中に「とよのわたし研究室」もありました。早速ブースに向かいます。

【地域プロジェクト】「自分らしさ度チェック」イベント開催レポート

【地域プロジェクト】「自分らしさ度チェック」イベント開催レポート

デニム素材のバナーが目印の可愛いブースを発見!

 
「とよのわたし研究室」のブースを探して歩いていると、すぐに見つけることができました。デニム素材がベースになったオシャレなバナーはパッと目を惹きます。ブースの装飾にこだわりを感じます。「女性が『入ってみたいな』と思ってもらえるようにかわいらしさを心がけてブース作りに力を入れています」と言う研究員の皆さん。確かにこんなにかわいいブースがあれば、つい気になってしまいます。

【地域プロジェクト】「自分らしさ度チェック」イベント開催レポート

【地域プロジェクト】「自分らしさ度チェック」イベント開催レポート

研究員の皆さんは揃って白衣を着てお出迎え。胸元には手作りデニムポケットが光ります。

【地域プロジェクト】「自分らしさ度チェック」イベント開催レポート

テーブルにはこんな可愛い人形が。こちらは研究員の方が手作りでロゴマークのキャラクターを人形にしたのだとか。「自分を診断される」ことに少し身構えていた私でしたが、可愛い空間と優しい研究員さんの笑顔に、気づけばリラックスモードに。
 
 

「自分らしさ度チェック」を体験してみた

 
「とよのわたし研究室」を知ってはいたけど、実際に「自分らしさ度チェック」は未経験の私。

【地域プロジェクト】「自分らしさ度チェック」イベント開催レポート

差し出されたのは「自分らしさ診断」と書かれた診断シート。設問に当てはまる点数を記入して答えていきます。「診断って時間がかかるもので子連れのママとかには難しいのかな?」という印象があったのですが「直感でいいので、気軽に答えてくださいね」という研究員さんの優しい声かけに優柔不断な私でも意外とスムーズに答えることができました。

【地域プロジェクト】「自分らしさ度チェック」イベント開催レポート

【地域プロジェクト】「自分らしさ度チェック」イベント開催レポート

回答に基づいて、合計点数を計算してくれました。点数によって自分らしさの度合いを診断されます。私の点数は29点で診断結果は「ふつう」とのこと。「もっと自分らしさ度が高いかな?」と想像していた結果とは違い、それもまた新しい発見になりました。そして、A〜Fまでの6タイプにあわせた、今よりもっと自分らしくなるためのヒントが書かれたそれぞれの処方せんを読み上げてくれます。

【地域プロジェクト】「自分らしさ度チェック」イベント開催レポート

最後にタイプ別の処方カードをもらえるのですが、裏側には研究員さん直筆のメッセージが。なんとなく自分について理解しているつもりでも、改めてメッセージをいただくと背中を押された気分になりました。
 
 

「自分らしさ診断」を体験した人々

 
他の参加者の方にも自分らしさ診断をやってみた感想を聞いてみました。

【地域プロジェクト】「自分らしさ度チェック」イベント開催レポート

こちら、1人は「とよのわたし研究室」を知っていたとのこと。もう1人は「とよのわたし研究室」をこの場で初めて知ったという2人。「占いのような感覚で簡単にできてとても楽しかったです」と素敵な笑顔を見せてくれました。

【地域プロジェクト】「自分らしさ度チェック」イベント開催レポート

豊能町の町長も診断されていましたよ。室長の三好さんは「女性だけでなく、男性や働いている方に向けての『心の健康診断』をやりたい」と意気込んでおられました。性別や年齢に関係なく、自分を見つめ直す時間をもつ人が増えると、町をもっと元気にするのかもしれません。
 
 

「知らない」という人にたくさん出会うことは広めるチャンス

 
いつもイベント出店をする際には、「『とよのわたし研究室』聞いたことありますか?」と書かれたボードを持ってアンケートを取られているそう。

【地域プロジェクト】「自分らしさ度チェック」イベント開催レポート

「ない」と回答している人が多かったのですが、「これでいいんですよ」と研究員の方は笑います。「『ない』と回答した人には、今日のこの場を持って知ってもらえたらいいので」とポジティブな発想。そんな研究員の皆さんの姿は眩しいくらい輝いていました。

【地域プロジェクト】「自分らしさ度チェック」イベント開催レポート

最後に

 
「『内面が満たされた人は誰かの役に立ちたくなる』という言葉を教えてもらったんです」と言う研究員の稲本さん。「何か豊能町の為に役に立ちたいと思った時に、とよのわたし研究室をたくさんの人に知ってもらい、たった5分だけでも自分を見つめ直す時間を持ってもらえたら嬉しいです」と優しく語りかける口調の中に、芯のある女性の強さを感じました。これからどんどん自分らしさを発揮できる人が増えていくことで、町や地域が元気になっていく未来を想像し、私も気付けば背筋を伸ばして帰路についたのでした。
 
 

取材日・2019/11/24
文・相澤由依
写真/取材・相澤由依/浅海毅

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